ウオキャッチャーの振り返り
- boardgames Lotus
- 2025年8月20日
- 読了時間: 5分
今回はウオキャッチャーの制作振り返りをしてみたいと思います。
ウオキャッチャーは、2025年の3月に行われた
名古屋ボードゲーム楽市で初めて頒布されました。
ウオキャッチャーは、ヘアゴムを落としてエモノをゲットするアクションゲームですが、
このゲームが出来上がるまでの過程はどんなものだったのでしょうか。
始まりは「メンコ」から
現在のウオキャッチャーの形になるまでに、いくつかのターニングポイントがありました。
日々、何かアイデアを巡らしている私はふと思います。
「メンコ」で何かできるだろうかと。
メンコとは、カードを地面や床に叩きつけた反動で
地面に置いてあったカードを裏返しにしたらもらえるみたいな遊び。(だったと思う。)
なんでメンコを思ったのかは、今となっては迷宮入りですが、
家にあるカードを使って床にカードを置き、
ひっくり返るのかどうか実際に床に叩きつけてみます。
ペチッ。。
………
床に置いてあるカードはびくともしません。
これはおそらくカードが薄かったり、軽かったりしているために動かないのかもしれません。
厚みのあるカードかあ〜
高そうだな〜(すぐに原価を考える人)
何か代用できるものはないか。。。
台所を見渡す私…
「輪ゴム」がある…
おもむろに輪ゴムを落としてみる。
ペタッ。。
迫力はないが、何かできそうな気がする。
そこらへんにある駒を置いてみる。
ペタッ。。(輪ゴムが駒を捕える)
これはイケるかもしれないと思いました。
しかし、同時にこう思いました
「輪ゴムは劣化が激しいのでゲームのコンポーネントとしては、採用しづらい」と。
そして思案しながら、部屋を見渡します。
「ヘアゴムだ!」
「漁」か「UFO」か
ヘアゴムを落としてみると、
狙いのところに入ったり、時には予測不能な動きをしたりと
とても面白い動きをしてくれました。
材質的にも長く使えそうで、無くしても百均で買えるような代物なので使い勝手はよさそうです。
次にテーマを考えます。
ヘアゴムを落として駒を捕まえるような様子から2つのテーマが浮かび上がってきました。
1つは、「漁」でもう一つは「UFO」です。
どちらも良いテーマだなと思いましたが、
最終的には「漁」に決定しました。
その理由は
1.自分自身が扱いやすいテーマだった。
2.駒が比較的揃えやすかった。
でした。
UFOはとても面白いテーマでしたが、
捕まえる駒は何か良いかを考えた時にあまりイメージが浮かばなかったことと
駒を仕入れることを考えた時に仕入れられそうな魚系のコマの種類が
とあるサイトで豊富だったので「漁」になったのです。
初めての「テストプレイ」
私は定期的に小規模ながらもテストプレイ会を開いています。
そこで初めてプロトタイプ版を披露します。

初めてこのプロトタイプを見た参加者からは
何をもってきたんだ…???と思ったようです。
いざ、ヘアゴムを落としてもらうと、
予測不能なヘアゴムの動きでエモノは意外と捕まえづらい。
小さな子供向けのアクションゲームとしてはベースは良さそうですが、
大人が遊んでも楽しくなるような工夫が必要であることがわかりました。
最終的にはセットコレクションでボーナスをつける流れになりましたが、
ゲームごとにボーナスとなるセットコレクションを変えることもできるので
毎回異なるゲーム性になっていることでしょう。
アクセントとしての「サンゴ」
私は何か良いパーツが無いかと
ことあるごとに近くにある「ヒトツブビーズ店」さんに立ち寄っています。
以前の「クロノスの瞳」というゲームで利用したクルクル回るビーズ
そのビーズもヒトツブビーズさんに立ち寄った時に採用したものでした。
今回も何か「海」にちなんだものがないかと思い立ち寄ると
良い感じの「サンゴ」が目に止まったのでした。

サンゴもエモノとしても良かったのかもしれませんが
取ると環境破壊になりますからね!
得点にとってはマイナス要素となるサンゴ。
良いアクセントになったのではないかと思います。
多忙な駒制作
ルールも大枠が決まり、さて駒を調達してゲームを作り上げるか!と思っていた矢先
当てにしていた駒の調達先がなんやら不穏…
実は本製品に移る前にサンプルを取り寄せるも その到着に連絡も無く約2ヶ月…
20数個という個数でしたが、あまりにも対応が良くないので
自分で作るか〜と覚悟を決めたのでした。
ホームセンターで板を買い、
レーザーカッターで魚の形に加工し、
スプレーで色を塗る。
それらを何回も繰り返し、駒を作っていきました…
レーザーカッターも自前で持っているわけではないので
車で片道1時間かけて利用できる施設に。
レーザーカッター加工もいつもうまくいくわけではないので
うまくいかなかったらその時間パアになるので、大変です。

ウオキャッチャーの誕生
これらの経緯を経てウオキャッチャーは誕生しました。
思ったよりも手間と時間がかかっているウオキャッチャー。
作るのが大変なので、今制作している分がなくなれば再販はおそらく無いでしょう。
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